次世代エアモビリティとロボティクスが拓く、未来の社会
9月30日(火)、SISTコラボスクエア(地域協働センター)主催(共催:静岡県XR(クロスリアリティ)寄付講座)、「第2回SISTセミナーSHIZUOKA しずおか地域未来学 2025」を、静岡駅前キャンパス4階ホールにて開催しました。企業・一般・知見を高めたい方など、約31名が聴講しました。

今回のテーマは「次世代エアモビリティとこれからのロボティクス」。
静岡理工科大学の木村学長と教授陣による講演を行いました。
特別講演「静岡理工科大学2026学部学科再編について」
講師:静岡理工科大学 学長 木村 雅和
講演1「ロボット技術の進歩とAIの民主化がもたらす可能性」
講師:静岡理工科大学 理工学部 機械工学科 教授 飛田 和輝
講演2「次世代エアモビリティの研究開発動向~静岡県での活用の展望~」
講師:静岡理工科大学 理工学部 機械工学科 特任教授 佐藤 彰
はじめに、木村学長より、2026年度に予定されている学部学科の再編計画について紹介しました。これまでの大学の実績や今後の人材育成、地域貢献への展望について熱く語られ、その後の教授陣の講演にもつながる、静岡理工科大学の果たす役割などを説明しました。

飛田教授の講演では、ロボット技術の歴史からAIによる「民主化」の可能性まで幅広く紹介。物体検出AIや折り紙を折るロボットの実演映像を通して、AIによる精密な動作や学習手法について解説しました。また、研究室で進められている車いす自動走行ロボットなど、人の役に立つ開発事例も取り上げられ、参加者に最先端技術への理解を深めていただきました。

佐藤特任教授は、空飛ぶクルマやドローンを活用した「次世代エアモビリティ」の研究と、静岡県での実証実験や地域連携について紹介。利便性やコスト面等での優位性、世界各国の開発状況、静岡県の強みや今後のビジネスチャンス、そして本学で設立されるエアモビリティ研究所の役割などが解説し、空の大衆化に向けた可能性や将来展望をお伝えする貴重な機会となりました。

次回SISTセミナーは、11月5日(水)「食品の衛生学とスマートポリマー」をテーマに開催予定です。
HACCPや食品衛生、細菌細胞を物理的に破壊するスマートポリマーなどについての講演を行います。
参加費は無料となっております。是非、以下URLをご確認ください。
「第3回SISTセミナーSHIZUOKA しずおか地域未来学2025」(11/5)開催のお知らせ | 静岡理工科大学グループ(学校法人静岡理工科大学)
今後も、最先端の技術や研究動向をご紹介し、地域の未来の可能性を感じられるセミナーを開催してまいります。