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ヨウ素学会シンポジウムで「最優秀学生ポスター賞」受賞!

静岡北高校 科学部の萩原健登さん(代表)と山下颯斗さんが、2025年8月29日(金)に千葉大学西千葉キャンパス・けやき会館で開催された 第28回ヨウ素学会シンポジウム においてポスター発表を行い、見事 「最優秀学生ポスター賞」 を受賞しました。

発表題目:「Fe-I触媒によるNiメッキ廃液中の次亜リン酸・亜リン酸の空気酸化法」

研究概要:半導体部品の製造に欠かせない無電解ニッケルメッキの廃液には高濃度のリンが含まれています。本研究では、国産資源であるヨウ素を用いて、廃液中のリンを肥料などに利用可能なリン酸に変換・回収する手法を開発しました。従来技術に比べて 環境負荷が小さく、ゼロエミッションで、低コストかつ高効率 にリン酸を得られる点が注目されました。

この研究は、台湾国際科学フェア2024に出場した際にも1等賞を受賞し注目を集めており、国際的な舞台に続いて、国内の専門学会においても評価されたことになります。(台湾国際科学フェア2024出場についてはこちらから

ヨウ素学会シンポジウムは企業や大学の研究者が中心の場であり、高校生が発表するのは非常に珍しいことです。当日は博士課程の大学院生を含む多くの研究者が参加する中で、静岡北高校の生徒の研究が独自性と実用性の両面から高く評価されました。

SSHとして培ってきた研究活動の積み重ねが、専門研究者の場でも高く認められた今回の成果。SSH活動での経験が確かな実績として身を結びつつあります。