「デジタルツインはどこへ向かうのか?」 〜昭和100年に「デジタルツイン」の現在地と未来を考える〜
2025年10月17日(金)に静岡県XR(クロスリアリティ)寄附講座2025年度「CITY交流座談会2025Vol.5」を開催しました。
今回は静岡県デジタル戦略課から「VIRTUAL SHIZUOKA」の生みの親である杉本直也参事をお招きしました。「デジタルツインはどこへ向かうのか?」〜昭和100年に「デジタルツイン」の現在地と未来を考える〜と題し、デジタルツインのこれまでの普及、現在位置、SORAをはじめとするAIの目覚ましい進化がある中、デジタルツインの世界はこれからどこへ向かっていくのかについて語って頂きました。
当日は、関係者含め40名が参加し、「VIRTUAL SHIZUOKA」がなぜ誕生したのか、これらを活用した次世代エアモビリティの先進地域となるための挑戦など様々なお話頂きました。
アメリカで馬車が走っていた時代から車が走り出す時代の転換点では何が起きたのか。
イギリスでは「赤旗法」が施行され、車の普及は30年~50年アメリカに遅れました。
「新たな技術が導入される時は、必ず人は未知なるもので不安になり、受け入れることを拒絶します。今のAIの世界と同じではないですか?」という杉本氏の問いかけに「はっ」とさせられた参加者は多かったはず。イノベーションは規制していただけでは決して起こらないものです。今後、3Dデータを活用したシミュレーションは人と人との合意形成に大きく役立つものとなり得るでしょう。XRの世界は、そのような仮想空間と現実の世界が不可分と言える時代に突入しているのです。
アンケートの結果では、26人の回答のうち17人が大変満足、8人が満足で、非常に満足度の高い座談会となったようです。また、座談会の後に開催したCITY開設1周年記念懇親会には企業の方から大学生まで15名の参加を頂き、様々な話題で和気あいあいと語りあって頂きました。今後も、県内外の幅広い層を巻き込みながらXRの技術を学び、様々な方々との交流の場を提供し続けてまいります。



