論文/学会発表・受賞成果まとめ
情報学部│渡邉 志教授が参画した論文がJACIII誌(Scopus,IF=0.8)に掲載されました
情報学部の渡邉志教授が参画した研究論文が、国際ジャーナル『Journal of Advanced Computational Intelligence and Intelligent Informatics(JACIII)』に掲載されました。本研究は、動画配信サービスにおけるプロモーションビデオ(PV)に対する視聴者の感情と視聴意図の関係をAI技術で分析したものです。日本とシンガポールの視聴者を比較することで、文化的背景が感情の受け止め方に及ぼす影響を明らかにしました。
JACIII Vol.29 p.847 (2025) | Fuji Technology Press: academic journal publisher
感性情報処理研究室 | 情報学部 | 静岡理工科大学
物質生命科学科│小土橋陽平教授らの研究成果がACS Applied Nano Materials誌に掲載されました
理工学部物質生命科学科の小土橋陽平教授、内田遥樹さん(2024年度修了)、齋藤明広教授らの研究成果が、国際誌「ACS Applied Nano Materials」に掲載されました。本研究では、ナノ柱ハイドロゲルのランダムな凝集が細菌の形状を強く歪め、グラム陽性・陰性菌の生存率を大きく低下させることを明らかにしました。これにより、抗生物質に代わる新たな抗菌手法として「ランダム性」が有効であることが示されました。将来的には、創傷被覆材や医療機器への応用、リサイクル可能な抗菌材料の実用化が期待されます。本研究はJSPS科研費(23K11817)と学内先端機器分析センターの支援を受けて実施されました。
物質生命科学科│鎌田昂准教授の研究成果がGalaxea特集号(Chemistry on coral reefs: In memory of Dr. Tamotsu Oomori)に掲載されました。
2025年原著論文第七弾として、天然物化学研究室(鎌田昂准教授)の研究成果が、海洋生物をテーマとする特集号「Galaxea」(J-STAGE)に掲載されました。今回の研究では、修士2年の中川諒真さん、三輪龍英さんらとともに、沖縄県産ソフトコーラルから新規の海洋天然物を取得。これらの化合物は、九州・沖縄で蔓延する成人T細胞白血病細胞(S1T細胞)に対して中等度の細胞毒性を示しました。本研究は科研費および東洋水産財団の支援を受けて実施されたものです。
IVEProject の Certificate of Excellence を受賞しました。
2025年5月5日〜6月29日の8週間、大学の学生が英語授業の一環として「International Virtual Exchange Project(IVE Project)」に参加しました。このプロジェクトには世界12ヶ国から2,416名(うち日本から1,247名)が参加し、オンラインで文化や生活習慣を共有しながら英語力と異文化対応力を高めました。優れた国際コミュニケーション能力を評価される「Certificate of Excellence」には全体で20名が選ばれ、日本人受賞者8名中、長坂駿希さん、多賀谷咲希さん、増田壮汰さん、稲垣日陽子さんの4名が選出されました。次回は10月〜12月に開催予定です。
機械工学科│黒瀬隆教授が株式会社リバネス主催の「静岡テックプラングランプリ」にて【矢崎総業賞】を受賞
2025年7月5日、浜松市で開催された「静岡テックプラングランプリ」にて、理工学部機械工学科の黒瀬隆教授が「貝殻真珠層に着想を得た低コスト軽量構造材料の事業」をテーマに口頭発表を行い、会場投票第2位、さらに【矢崎総業賞】を受賞しました。同グランプリは、株式会社リバネスが静岡県で主催する創業支援プログラム「静岡テックプランター」の一環で、今年は15チームから選ばれた9チームが発表を行い、6つの賞が授与されました。
KUROSE Laboratory | 静岡理工科大学 理工学部 機械工学科 構造力学研究室
構造力学研究室 | 理工学部 | 静岡理工科大学
大学院材料科学専攻|食品機能化学研究室の大西彩羽さんが学会発表において優秀奨励賞を受賞しました。
2025年5月24日に名古屋市立大学 田辺通キャンパスで開催された第89回日本生化学会中部支部例会・シンポジウムにおいて、大西彩羽さん(理工学研究科材料科学専攻・食品機能化学研究室)が、「RNA-seqを用いたクルマエビ雄性生殖組織におけるD-グルタミン酸生合成酵素の探索」の講演題目でポスター発表を行い、発表83件の中から優秀奨励賞を受賞しました。
物質生命科学科│鎌田昂准教授の研究成果がFitoterapia(Elsevier)に掲載されました。
理工学部物質生命科学科・鎌田昂准教授らの研究成果が、薬用植物由来天然物を扱うQ1ジャーナル「Fitoterapia」に掲載されました。研究では、千葉県産紅藻ソゾの一種から新規性の高い3種のハロゲン化ジテルペンを取得し、単離・立体配置の決定、生理活性評価を実施。これらの実験の一部は、修了生・深田崚介さんが大阪公立大学および大阪大学での短期国内留学により行いました。現在、深田さんは日本学術振興会特別研究員(DC1)として、鹿児島大学大学院で研究を続けています。