• 学校法人静岡理工科大学グループ、駿河湾・清水港の海洋DX研究開発拠点計画を発表しました。
    2024.08.22
令和6年7月23日(火)、静岡市・静岡県が申請した「駿河湾・海洋 DX 先端拠点化計画」が、内閣府「地方大学・地域産業創生交付金事業」に採択されました。この事業は、地方大学の特色づくりとともに地域産業や雇用を創出する国の支援事業の枠組みとして、県と静岡市が、共同で内閣府に申請し、採択されたプロジェクトです。
これにより本法人は、駿河湾・清水港を中心に海洋デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する新たな研究開発拠点を設立する計画を発表いたしました。この計画は、地域の海洋資源を最大限に活用し、持続可能な海洋産業の発展を目指すものです。
主な枠組みは下記の通りです。
《研究拠点の目的》
●【海洋データの収集と解析】駿河湾の豊富な海洋データを活用し、シュミレーションやビッグデータ分析により、海洋環境の予測や資源の有効活用を目指します。
●【持続可能な漁業の推進】海洋情報技術を活用して、資源の枯渇を防ぎ、水産業のスマート化を推進します。
●【水産業の課題解決】産官学・地域とが連携して、地域特有の水産業(漁業・養殖等)の課題解決に取り組みます。
《期待される効果》
●【地域経済の活性化】新たな産業の創出と雇用の増加が期待されます。
●【環境保護】海洋環境の保全と持続可能な利用が実現されます。
●【教育と研究の充実】学生や研究者にとって貴重な学びの場となります。
また、本法人では下記の取り組みを進めていきます。
●【修士課程「海洋DXコース」新設】令和9年度から、海洋DXに関する高度な専門知識と実践力を備えた人材育成を開始します。
●【マリンインフォマティクス研究機構設立】静岡大学との共同で、海洋データの収集・分析・利活用に関する研究を推進します。
●【産学官連携の強化】地域の企業や研究機関と連携し、海洋DXに関する共同研究や人材育成を進めます。
これらの取り組みを通じて、海洋環境問題の解決、海洋資源の有効活用、海洋産業の活性化に貢献し、持続可能な海洋社会の実現を目指し、地域社会と連携しながら、未来の海洋産業をリードする研究を進めてまいります。
本件に関する記事が掲載された新聞はこちら↓
20240730日本経済新聞
20240724、27静岡新聞