未来創造への取り組み

静岡理工科大学グループは、多様な個性・技術の融合や協働によるイノベーションで、心躍る未来の社会を創造します。建学の精神とグループビジョンを見据え、目標に向かって動き始めたグループ各校は、それぞれの特徴を生かしたユニークで先進的な取り組みを行っています。その一例を紹介しましょう。

多様化する社会を生きる人づくりの
取り組み

国際交流プログラム

星陵中学校・星陵高等学校では、未来に向けて「生きる力」を高めるため、国際交流プログラムを取り入れています。海外提携先との交流は、語学力の向上に役立つとともに、多様性を受け入れることの大切さを学ぶ機会にもなります。中学3年生と中高一貫コース生の高校1年生を中心としたSEI(SEIRYO English immersion)プログラムでは、東京大学や立教大学の留学生を講師として招喚し、少人数制によるSDGs解決の糸口を探る探求学習に取り組んでいます。成果発表を英語で行うので、生きた英語が学べます。

グループ校との交流授業

浜松日本語学院では、総合学園の強みを活かし、グループ各校との交流授業を行っています。授業を通して、留学生は日本人とのコミュニケーション力を養います。併せて、留学生と日本人学生が「留学生から見た日本」「日本人から見た海外の国々」を互いに理解し合うことで、多様な視点を身に付けます。日本で学ぶ学生たちが互いに「異文化」を感じ、学び、グローバル社会に羽ばたく準備が出来るのは、グループならではの強み。交流授業は、将来、世界で活躍するための「学びの場」として、若い感性に大きな刺激を与えてくれます。

未知なる未来を生きる能力を育成する取り組み

SSZ×SSH×国際交流

先行き不透明なこれからの時代を生きるためには、科学の力が不可欠です。この点を踏まえ、静岡北中学校・静岡北高等学校では、継続して「科学」を根幹に据えた教育活動に励んできました。中学校でのSSZ(サイエンス・スタディ・ゼロ)、高校でのSSH(スーパーサイエンスハイスクール)における研究成果は、国際的にも高く評価されています。研究は地道な作業の積み重ねですが、その過程で自主性、協調性、創造性などの多様な能力が養われます。また、国内のみならず海外の研究・教育機関とも連携しているため、グローバル時代に求められるスキルを身に付けることが可能です。

EdTech×SDGs×星陵ラボ

情報通信技術の発展にともない、現代社会はあらゆる分野で、日々刻々と変容しています。グローバル化により異文化理解の重要性が高まり、従来の価値観にとらわれず広い視野で物事を捉える力も求められるようになりました。これからは教育領域にも大きな「変化」が必要です。星陵中学校・星陵高等学校では、生徒の主体性を育み、既存の枠組みを超えてグローバルに活躍できる人材を輩出するために、オンライン学習やICT機器を効果的に活用した授業や、SDGsを基軸とした探究活動、星陵ラボでのテーマ型課題研究などを実践し、生徒と教員が協働しながら「解なき時代」の生き方・楽しみ方を見出しています。

グループ力を活かした活動や
地域に貢献する取り組み

まちづくり共同事業「みてたプロジェクト」

「みてたプロジェクト」は、静岡駅北の「みてた地区(御幸町、伝馬町、鷹匠)」のまちづくりについて、静岡理工科大学建築学科の有志と静岡デザイン専門学校生が企画提案する、まちづくり共同事業です。テーマに沿ったまち歩きや、まとめ研究などのフィールド活動を通じて、学生たちは社会を学び、協調性や積極性を養います。また、グループ校の学生たちが継続的に活動に関わることで、まちづくり意識が醸成され、地域の活性化につながります。

SANGI AWARD

静岡産業技術専門学校では、2007年より毎年、静岡県内の高校生を対象にした『SANGI AWARD』を開催しています。『SANGI AWARDグラフィック&デザインアートコンテスト』は、次世代のデザイン分野を担う人材育成を応援するためのもの。静止画部門、キャラクタデザイン部門、写真部門それぞれでテーマを設けて作品を募集し、コンテストを行います。『SANGI AWARD IT競技会』は、ITエンジニアを目指す若者を支援するという趣旨のもとに行われる競技会で、情報分野に関心を持つ高校生を対象にしています。ITパスポート部門、プログラム部門、それぞれで個人戦と学校団体戦を行い、日頃の学習成果を発揮します。

学校法人静岡理工科大学
「グループビジョン2030」の制定

不透明で予測困難な時代の中にあっても、社会の変化に丁寧かつ柔軟に対応し続けることにより「確固たる信頼」を築いた上で存在感を示し、私たちの本質的な役割である教育を通じて社会に貢献する組織であり続ける。その想いを明確にするため、10年後のありたい姿として『学校法人静岡理工科大学「グループビジョン2030」』を制定しました。

| 学校法人静岡理工科大学
「グループビジョン2030」 |

総合力と多様な教育で、
心躍る未来を。

| 学校法人静岡理工科大学
「グループビジョン2030」に込めた想い |

広範な学校種を有する本学園の強みは、各校の特色ある教育・研究と様々な領域の教職員一人ひとりの人間性や専門性、地域・企業・行政等の方々との連携、そしてそれらが一体となることで生み出される総合力です。この総合力を基盤として、めまぐるしい社会の変化を冷静に見極め、時代がどう変化しようとも、ますます多様化する学びのニーズをしっかりと捉えた「多様な教育」を実現することで、明るくワクワクした『心躍る未来づくり』に貢献する。『学校法人静岡理工科大学「グループビジョン2030」』には、そんな想いが込められています。